フランス・パリではブルス・ドゥ・コメルスという18世紀に建てられた歴史的建造物が。かつて商品取引所だったこの施設を安藤が最新の美術館に生まれ変わらせた。館内に足を踏み入れると、高さ9mのコンクリートのかべに囲まれた巨大な円形の空間が。この大迫力の空間を作り出したのが安藤。内部に円筒形の壁を設計することで歴史的価値のあるブルス・ドゥ・コメルスに全く新たな空間を生み出すというアイディア。現在はグッチなどを傘下に持つ企業の創業者のフランソワ・ピノー氏が自身のコレクションを展示する美術館。無数の陶器が浮かぶ作品が展示されている。