24日、フランス全土で大規模な抗議デモが再び行われた。約41万人が参加し、劣悪な教育環境や生活費の高騰などに怒りの声を上げた。前の週には一部の参加者が暴徒化し、略奪・破壊行為が発生したことから政府は7万人の警察官を動員し警戒を強めた。今回の抗議運動の始まりは高校生からだった。高校生たちは先月から過密学級や教員不足など教育環境の改善を求め抗議活動を展開。強く見直しを求めているのが大学進学の出願システム「パルクールシュップ」。マクロン政権下の2018年に導入され、高校の成績・教師の評価が進学先の選考に影響する。パリの公立校に勤める日本人教師は「改革以降は定期テストの点数が成績選考に加味されるようになってしまったので、1回のテストの失敗が大学の進学に響いてくるというストレスもあると思う」と語った。マクロン大統領は23日、高校生らの代表と面会し「パルクールシュップの徹底的な見直しが必要だ」と強調。高校生代表は「パルクールシュップについてはまだ満足していない」と話し、高校生も「大統領は破壊行為の話ばかりで私たちのことを気にしていない。状況が変わるまでデモを続ける」と話している。
