五輪で金メダル獲得後、大学卒業と同時に競技からの引退を宣言していた入江聖奈さんは、現在東京・府中市にいた。現在入江さんは東京農工大学でカエルの生態に関して研究している。各分野の研究の第一人者が多く所属する東京農工大学大学院に、1年間の猛勉強で入学。東京農工大学は広い敷地で生物の研究には最高の環境だという。入江さんは現在都会のヒキガエルの生存戦略などに関して研究しているという。入江さんは都市部のヒキガエルは田舎のヒキガエルは違った進化をしているのではという仮説を立てたのだという。この日入江さんは敷地内でヒキガエルの生態調査をしながら、都市部の気候などでどのような変化があるのかを調べていると語ってくれた。さらに入江さんは今年マレーシアで行われた学会で研究発表を行い、専門家である指導教員は「彼女の論文が完成したら世界初のものになる」などと語っているという。そんな入江さんだが、研究のモチベーションに関して「自分の研究を参考に仮に自分が死んだ後も新しい研究が始まる」ことだと語ってくれた。