北海道南西部にある樽前山。樽前山は活火山で巨大な溶岩ドームが盛り上がっている。樽前山はは周辺の山と違い岩だらけで、強い風が吹き付ける過酷な環境となっている。6月、山頂付近ではイワヒゲやタルマイソウの花が確認できる。樽前山では標高がそれほど高くないものの、火山活動で過酷な環境となり、高山植物のみが生息できるのだという。その中で大きな群落を付くのがイソツツジ。葉の形は乾燥に弱い部分を守るようになっている。花々が咲くこの時期は虫たちも動き出す。山頂付近に虫たちが現れるのは強い風に吹き上げられるからだという。、またこうして運ばれた虫を求め、鳥たちも現れる。中にはヒバリやハクセキレイのように平地でよく見られる鳥も確認できる。樽前山中腹には森と岩だらけの地表の境目を見ることができる。日没後、周囲にはヨタカのさえずりがひびく。夜行性のヨタカはこの中腹で夜間、虫を捕まえるのだという。
秋を迎えた樽前山は植物の葉の色が変わることで赤や黄色に染まる。この時期になると夏に咲いた花々が実を結ぶ。高山植物は厳しい環境でも次世代につなぐために種をつける。鳥たちはもう間もなく樽前山の恵みにありつけなくなる。樽前山は厳しいながらも恵みをもたらす環境が多くの命を育む。
秋を迎えた樽前山は植物の葉の色が変わることで赤や黄色に染まる。この時期になると夏に咲いた花々が実を結ぶ。高山植物は厳しい環境でも次世代につなぐために種をつける。鳥たちはもう間もなく樽前山の恵みにありつけなくなる。樽前山は厳しいながらも恵みをもたらす環境が多くの命を育む。