元軍医の蒲原宏さん。戦時中、特攻隊員にヒロポン(覚醒剤)を投与。特攻隊の出撃基地があった鹿児島県鹿屋市。毎年秋には戦没者追悼式が開かれている。94歳の嶋田角郎さんは元特攻隊待機要員。出撃はしなかったが、印象深いのは特攻に行くのに笑顔だった先輩の姿。覚醒剤を投与されていたとみられる。嶋田さんは2月に死去。
鳥取県境港市の松下薫さんは95歳。15歳で特攻隊員となるが、出撃せず終戦。当時宿舎の警備兵から聞いた話によると、弱気になっている特攻隊員には軍医がヒロポン(覚醒剤)を投与していた。鹿児島市の船川睦夫さんは98歳。出撃するもエンジントラブルで帰還した。「隊員たちは純粋な思いで死んでいった」と当時を振り返る。ヒロポンの件については「経験も聞いたこともない」とした。船川さんは今年4月に死去。ここまでの番組の取材では「覚醒剤を投与された」との証言は得られず。専門家は「兵士の名誉を汚すのはタブー」「認めたくない人が多いと思う」と指摘する。
鳥取県境港市の松下薫さんは95歳。15歳で特攻隊員となるが、出撃せず終戦。当時宿舎の警備兵から聞いた話によると、弱気になっている特攻隊員には軍医がヒロポン(覚醒剤)を投与していた。鹿児島市の船川睦夫さんは98歳。出撃するもエンジントラブルで帰還した。「隊員たちは純粋な思いで死んでいった」と当時を振り返る。ヒロポンの件については「経験も聞いたこともない」とした。船川さんは今年4月に死去。ここまでの番組の取材では「覚醒剤を投与された」との証言は得られず。専門家は「兵士の名誉を汚すのはタブー」「認めたくない人が多いと思う」と指摘する。