名古屋市を拠点に活動するバレーボールチーム「Viore NAGOYA」。4月から実業団チームへ登録し、将来はSVリーグへの昇格を目指している。最大の特徴は所属選手の多くが保育士。名古屋市の社会福祉法人が運営するわたつみ保育園では、アスリート保育士という働き方を始めている。アスリート保育士として働く長谷川心優さんは、強豪校で培ったバレーボールのキャリアを生かしたいという思いでこの園に就職した。3年前、園を運営する会社がバレーボールチームを設立。働きながらアスリートを続けられる環境を整えた。現在、選手と兼任して働くのは6人で、取り組みを知って教員免許や児童指導員、保育士資格を持つ人材が全国から集まった。仕事とバレーを両立して一年、長谷川さんはこの働き方が意識を高く持つ事に繋がっているという。保育士とアスリートのブランド価値を高める上でもう1つ大切にしているのが、ビオーレのインスタグラム。フォロワーは6万4000人を超え、選手・保育士としての充実した日常を知ってもらうことが狙い。SNSに共感し、なり手不足解消というメリットも生まれている。