今回紹介するのはスペイン映画、ビクトル・エリセ監督の「瞳をとじて」。マドリードのテレビ局を訪れた元映画監督ミゲル。番組の女性ジャーナリストから22年前に起きたある事件について取材を受ける。当時ミゲルが監督していた映画「別れの眼差し」。撮影中、主演俳優が突然疾走したのです。ミゲルにとって失踪した俳優フリオは親友でもありました。番組への出演を依頼されたミゲルはカメラの前でフリオと過ごした青春時代を追想します。親友はなぜ姿を消したのか、心の底に澱のようにたまっていた疑問に再び向き合うようになったミゲルはフリオの娘・アナに会います。番組放送後、ミゲルのもとに思わぬ報せが入ります。
藤原さんは「悪い人が出てこない映画なんですね。長い長い映画なんですけども一番最後になって、見て良かったんだなっていう気持ちになる」「昔のことを語る一人一人の顔を見ていただきたい。昔のことを話す中で昔こんな人だったんだろうなという表情が見えてくる、これが映画の力なんだろうなと思いました」「エリセさんは決して政治的な監督じゃありません。しかし政治問題をテーマにする訳じゃないんだけど内戦と独裁を切り離してスペイン社会を語るということはできない。そういう時代の中で作業をしてきた人です」などと話した。「瞳をとじて」は来月9日公開。
藤原さんは「悪い人が出てこない映画なんですね。長い長い映画なんですけども一番最後になって、見て良かったんだなっていう気持ちになる」「昔のことを語る一人一人の顔を見ていただきたい。昔のことを話す中で昔こんな人だったんだろうなという表情が見えてくる、これが映画の力なんだろうなと思いました」「エリセさんは決して政治的な監督じゃありません。しかし政治問題をテーマにする訳じゃないんだけど内戦と独裁を切り離してスペイン社会を語るということはできない。そういう時代の中で作業をしてきた人です」などと話した。「瞳をとじて」は来月9日公開。