第96回アカデミー賞の授賞式がハリウッドで開かれ「オッペンハイマー」が作品賞など7冠に輝いた。受賞に先立ち監督と務めたクリストファー・ノーラン氏にインタビューし作品に込めた思いを聞いた。「オッペンハイマー」は原爆を開発した物理学者ロバート・オッペンハイマーの伝記映画。クリストファー・ノーラン監督はオッペンハイマーに焦点を当てた理由を「私は彼の人生と彼が世界に与えた影響にずっと興味を持っていた。オッペンハイマーは人類史で最も重要な人物。今も続く核兵器がある世界をつくってしまった。生命を破滅させる能力を得て人類はもろい存在となった」などと語った。クリストファー・ノーラン監督の撮影手法は徹底したアナログ主義。フィルムカメラを多用しCG映像とは距離を置く。監督は「実験の核爆発のシーンは鮮やかで驚異的である必要があった。映像で驚異を表現するにはアナログ撮影の方がはるかに効果的だ.。CG映像は美しいがどこか安全だと感じる。重さが伝わる映像をつくりたかった」と述べた。ノーラン監督が関心を寄せているのがAI。監督は「AIの本当の驚異を掘り下げていくとAIが核兵器を発射するかもしれないと思ってしまう」などと述べた。
住所: 東京都渋谷区南平台町13-3 第一シバビル3F
URL: http://www.bitters.co.jp/
URL: http://www.bitters.co.jp/