北朝鮮が弾道ミサイルを発射したまさにその日、岸田総理大臣はNATO首脳会議に出席し連携を呼びかけた。その上で、サイバー防衛や偽情報への対策などでNATOと協力することを盛り込んだ“新文書”を発表した。威圧的な言動を強める中国に対抗する狙いもあるが、マクロン大統領は中国に配慮し東京でのNATO連絡事務所開設に反対するなど、NATOの中には温度差もある。外務省幹部は、ヨーロッパとの関係は日米関係に比べまだ発展させる余地がある、今が関係強化に向けた旬だとの見方を示している。
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