- 出演者
- 中川栞 別府正一郎
オープニング映像が流れ出演者らが挨拶した。
EUヨーロッパ連合の重要な政策を左右するヨーロッパ議会選挙は開票作業が進められていてEUに懐疑的な右派や極右の政党が議席を増やす見通し。このうちフランスではEUが統合を進めて強い権限を持つことに反対する極右政党の国民連合がマクロン大統領率いる与党連合に対し獲得議席で倍以上の差をつけて大勝する見通し。結果として国民連合31.5%、与党連合15.2%で倍以上となった。社会党14.0%、不服従のフランス8.7%など国民連合がヨーロッパ議会選挙で首位に立つのは3回目ということ。選挙戦のテーマや候補者の代表を明確に示せているのが要因で与党にとっては大きな痛手で政権への不信感によって票が流れたよう。左派にとっても票が配分された形で社会党は2019年から倍になり、不服従のフランスの躍進は限定的で左派のパワーバランスも変わってきているようだと話した。
フランスと並ぶEUの主要国ドイツでも右派が躍進している。右派政党ドイツのための選択肢が議席を増やす一方5年前の前回大きな支持を集めた環境政党緑の党は議席を大幅に減らす見通し。ヨーロッパ議会選挙ではキリスト教民主及び社会同盟が最も多くの票を集めた。中間結果によると合わせて30%で5年前と似たような数字だった。それに反し連立政府を担う社会民主党、自由民主党特に緑の党は票を減らした。ドイツのための選択肢は第2の強力な政党となりザラヴァーゲンクネヒト同盟も躍進した。連立与党3党の選挙結果は厳しいものとなった。3党合わせても総投票数の3分の1にも達せずまた、どの党も極右ドイツのための選択肢の得票率を下回った。社会民主党は過去最低の結果となり、ショルツ首相に政策の変更を要求する野党議員も出ている。ドイツのための選択肢は筆頭候補がスキャンダルで捜査中にもかかわらず票を増やした。EU・フォンデアライエン委員長からお祝いの言葉が贈られた。
ヨーロッパ議会選挙は右派や極右の政党が議席を増やす見通したが、この数十年、EUの各機関を主導してきた中道右派と中道左派の2大会派による大連立は維持される見通しと伝えている。中道右派のヨーロッパ人民党は181議席を獲得し第1党になるとみられる。中道左派の社会民主進歩同盟は2位で、4議席を失い135議席。フランス・マクロン大統領のリベラル派、ヨーロッパ刷新は82議席で3位。マクロン大統領はフランス議会選挙の実施を決めた。右勢力の第1党保守改革は71議席、極右第2党のアイデンティティーと民主主義が13議席増やして62議席、緑の党が18議席減らして53議席となる見込み。ヨーロッパ左派は3議席減の34議席、無所属が51議席、その他の議席が51となる見込みという。この数十年EU(ヨーロッパ連合)の各機関を主導してきた大連立は維持される。選挙前のヨーロッパ議会でも推し進められてきたいくつかの対策がこれからも推進されることになる。
ヨーロッパ議会選挙の開票作業が進むにつれヨーロッパ政治に衝撃が広がっている。発表によると、全体で言えばこれまでEUの政策を主に支えてきた中道右派や中道左派などの三代会派は過半数を維持する見通しである。その一方でEUに懐疑的な右派や極右の政党が議席を増やす見通しになっているのである。ヨーロッパ議会選挙は人口に応じて加盟各国に割り当てられた議席を巡って国ごとに投票が行われるが、このうちフランスでは出口調査の結果などから、移民の受け入れやウクライナ支援に否定的な極右政党が30%余と最も多くの票を獲得したとみられている。これはマクロン大統領の与党連合の約15%の倍以上である。極右台頭の背景には一部の有権者の間での既存の政治への不満がある。EUが気候変動対策や移民・難民の受け入れに関する高い理念を掲げている一方で、雇用や物価の問題を蔑ろにされていると不満があるとのこと。こうした不満は特に若い世代の間で目立っていて、多くの若者が極右政党の支持に流れていると分析されている。
フランスのマクロン大統領は、極右政党がみずからの与党連合に対し獲得議席で倍以上の差をつけて大勝する見通しとなったことを受けて急きょテレビ演説を行い「フランスの将来について国民に信を問うことが必要だ」として議会下院にあたる国民議会を解散し、選挙を行うと発表した。投票は2回行われ1回目は6月30日2回目は7月に行われる。フランスでは極右が32%得票しマクロン大統領の与党連合に15%の差をつけて歴史的勝利を収めた。2019年には僅か1議席の差しかなかった。
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- エマニュエル・マクロンフランス
フランスでマクロン大統領が議会下院を解散し近く選挙が行われることになった。9日にフランスで行われたヨーロッパ議会選挙は全体で720議席があり、このうち加盟国の人口比からフランスには81議席が割り当てられている。ヨーロッパ議会選挙でみずからが率いる与党連合が極右の国民連合に倍以上の差をつけられて、大敗する見通しとなった。これを受けて国民に信を問うことが必要になったとしている。ただ、ヨーロッパ議会選挙の投票は、与党への批判が強く出るといわれていて、議会下院の選挙になれば有権者の投票行動は同じにならないともいわれている。議会選挙で国民連合の支持がヨーロッパ議会選挙程仮に伸びなければ、国民連合を率いているマリーヌルペン氏の勢いを押さえ込めるという計算もあるかもしれない。いずれにしてもマクロン大統領としては政治的なリスクを抱えた判断だといえる。英国フィナンシャルタイムズは「マクロン氏のギャンブルだ」と伝えている。議会選挙の投票日は今月30日と来月7日。
中国の王毅外相はBRICS外相会議のためロシア西部のニジニーノブゴロドに到着した。今回の外相会議はBRICS拡大後初めてとなる。新興5か国によるBRICSはエジプト、エチオピア、サウジアラビア、イラン、UAE(アラブ首長国連邦)を加え、参加国が倍増した。中国とアラブ諸国の関係を研究している教授は「国際的なエネルギー供給と価格の安定につながる」としている。北京第二外国語大学教授は、国際貿易が主にドル建てであるため、ロシアがスウィフトと呼ばれる国際的決済ネットワークから閉め出された時に打撃を受けた例を挙げ「BRICS域内の決済方法として将来的に暗号資産やデジタル通貨が使われることにつながる」としている。
BRICSはブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの頭文字で、新興5か国と呼ばれてきた枠組み。去年8月にメンバー国の拡大が決まって、エジプト、エチオピア、サウジアラビア、イラン、UAEも加わり10か国の枠組みになった。今回の会議はロシアで開催される。ロシアは中国との関係を強化するなどBRICSのメンバーとは良好な関係を維持している。13日からイタリアでG7の首脳会議が開かれる。
インドではモディ首相が宣誓式に臨み、世界最大の民主主義国家で3期目の政権を発足させた。ただ与党・インド人民党の選挙結果は予想を下回り、与党連合として連立を組むことになり、初めて連立する地域政党に頼らざるを得なくなった。今後インド人民党の掲げる政策を推し進めるにはモディ首相がコンセンサスを得られるのか、どこで連立政党に譲歩し満足させるか判断する力があるのかが試される。
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リトアニア・ビリニュスの街が今年もピンク色に染まった。ビーツを使った伝統の冷製スープ「シャルティバルシチャイ」を愛する祭り。スープ運び競争やスープを模したアトラクションが祭りを盛り上げる。
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