2024年6月7日放送 10:05 - 10:55 NHK総合

キャッチ!世界のトップニュース
アメリカ ウクライナ

出演者
マイケル・マカティア 望月麻美 高橋彩 
(オープニング)
オープニング

望月さんらのオープニングの挨拶の後、ニューヨークからマイケルさんが「ニューヨーカーのデート相手探しが難航しています」などと案内した。

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ニューヨーク(アメリカ)
(ニュース)
欧米とウクライナの連帯強調

米国・バイデン大統領は「ウクライナの戦争は第二次世界大戦中ノルマンディーで戦われた自由のための戦争と呼応する」と述べた。午後には、ウクライナ・ゼレンスキー大統領を含む世界の指導者が一堂に会した。フランスの誇り高きレジスタンスの歌がノルマンディーに響き渡った。歌うのはここで自由のために戦い亡くなった軍人たちのひ孫世代の若者。各国の大統領や首相ヨーロッパの王室のメンバーが感謝を胸に一堂に会した。フランス・マクロン大統領は「彼らの一歩一歩が世界に自由を取り戻させた」と述べた。しかしヨーロッパの新たな戦争の影が今日の式典を色濃く覆っていた。ナチスドイツを打ち負かすのにロシアは決定的な役割を果たした。ゼレンスキー大統領はここにいるが、ロシア・プーチン大統領の姿はない。ノルマンディーの米国軍の墓地には、約9400人の米国兵が眠っている。バイデン大統領はなぜロシアの大統領が歓迎されないのかその理由を「独裁者に屈するなどありえない。もしも屈するならそれは、ここで起きたことを忘れてしまうことだ」と明確にした。マクロン大統領は米国の元軍人たちにフランス最高の名誉、レジオンドヌール勲章を授与。今年の記念式典には現在の地政学が大きく反映されている。ここに集まった世界の人たちにそれを軽視するつもりはない。ノルマンディーにやってきた退役軍人たちは攻撃的な国家主義と憎悪に基づく政治の危険性を良く知っている。ノルマンディーに住むダニエル・ブシェリーさんは目覚めたらアメリカだった。「母親が野原で見つけたアメリカ軍のパラシュートでアメリカ国旗のドレスを作ってくれた。」などと話した。第二次世界大戦以降、ヨーロッパは安全保障をアメリカに頼ってきた。この勇敢な人々はアメリカとヨーロッパの礎を築いた。大統領は今日それはかつてないほど強いと述べた。しかし、アメリカの大統領選挙が迫るなか、ヨーロッパは何一つ楽観的ではいられない。

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ヨーロッパ議会選挙

EU(ヨーロッパ連合)の重要な政策を左右するヨーロッパ議会選挙は6日、オランダから投票が始まった。加盟各国に割り当てられた計720の議席を巡り9日まで国ごとに投票が行われ、EUに懐疑的な右派や極右の政党がどこまで議席を伸ばすかが注目されている。日本時間の10日朝には大勢が判明する見通し。ウィルダース党首率いる極右の自由党は現在ヨーロッパ議会に議席がないが、今回8議席も獲得する可能性がある。この数字はヨーロッパ委員会副委員長だったティマーマンス氏率いる先頭を行く社会民主党と緑の党の連立の議席数に匹敵。結果が分かるのはすべての加盟国の投票が済んでから、9日日曜日の夜になる。

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4年9か月ぶりに利下げ

ユーロ圏20か国の金融政策を束ねるヨーロッパ中央銀行が、4年9か月ぶりに利下げを決めた。インフレ率の低下傾向などを受け6日開いた理事会で0.25%の利下げを決めたもので、主要な政策金利は現在の4.5%から4.25%になる。6日、金融の世界の注目が政策金利を決めるヨーロッパ中央銀行の理事会が開かれたフランクフルトに集まった。ヨーロッパ中央銀行は予想どおり0.25%の利下げを決め政策金利は4.25%になった。ユーロ圏の物価上昇に合わせ金利は、2022年初めから上がる一方だった。ヨーロッパ中央銀行・ラガルド総裁が自信がたっぷりの様子で記者会見に現れた。ここ数年の厳しい金融政策が効果を表しているから。インフレ率が下がったので今度は政策金利を下げる番。ラガルド総裁は「この道を進んでも大丈夫だという自信がある。同時に私たちは慎重でもある。サービス業界のインフレはしぶといというのが現状」と述べた。

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クリスティーヌ・ラガルドフランクフルト(ドイツ)欧州中央銀行第2ドイツテレビ

ヨーロッパ中央銀行が政策金利を下げるのは2019年9月以来。中央銀行が掲げた物価の安定という第1目標の達成が近づいたと多くの専門家とアナリストは見ている。緩和の準備はできており金融政策の分野で理解でき、正常な方向に一歩近づいたという。多くの業種、特に不動産市場は期待。高い金利が困りものだった多くの投資家を思いとどまらせたという。実際、ここ数年個人の住宅建設は極端に落ち込んだ。銀行のチーフエコノミストは「ローン金利はまた下がっていく。企業、家を建てようと思っている人にとっていいシグナル。景気にとってもいいシグナルといえる」と述べた。当座預金や定期預金をしている預金者にとっては利息が減ることになる。すでに数か月前より利息が少なくなっている。多くの銀行が利下げを予想して前もって利率を下げたから。

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欧州中央銀行
@nyc
スタジオトーク

最近デートの在り方が話題になっている。デートアプリ、日本ではマッチングアプリ。米国の30歳以下の若者の半分ぐらいがデートアプリを使ったことがあり、65歳以上でも10%以上が使っているという調べもある。最近若い女性を中心にデートアプリに対する疲れが広まり、肝心の女性ユーザーが減っている。女性がマッチングアプリに疲れてしまった理由についてマイケル・マカティアさんは「男性の方がやる気満々すぎる。男性のハングリー精神があまり露骨に出すぎると女性が引き、アプリをやめてしまうとよけいに男性の割合が多くなり、よけいにハングリーになってたちが悪くなるという悪循環。アプリ内でしつこくされたり、変な写真を送られたりが絶えないようで、アプリ側も困っていて株価も思い切り落ちてる。アプリのビジネスモデルそのものを疑問視する声もあり、デートアプリの大手がユーザーたちに訴えられたりもした。ここまでデートアプリが普及し、それなしにどう出会っていいのか分からない若者も多いらしく、デートアプリの今後、ラブの今後ですねちょっと目が離せない」などコメント。

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ニューヨーク(アメリカ)マッチングアプリ
春の終わり告げる伝統の球根掘り

マンハッタンのアッパーイーストサイドを南北に走るパークアベニュー。およそ3キロメートル続く植え込みで作業している人たちがいる。みんなが掘りだしているのはチューリップの球根。掘り出した球根を誰でも無料で持ち帰ることができる恒例のイベント。毎年数百人が集まる。春になるとおよそ7万本のチューリップが咲くことで知られているパークアベニュー。毎年違う色のチューリップを植えるため、それを楽しみにしている人も少なくない。持ち帰った球根を近所の庭や植え込みなどに植えると来年の春、美しい花を咲かせる。植え込みを管理しているのは近隣の住民たちが44年前に立ち上げた市民団体「ファンド・フォー・パークアベニュー」。植え込みの管理を市から任され、寄付金などで球根を買い、水やりなども行っている。毎年チューリップの球根堀りの日程をSNSで発信しているのはこの団体の代表・バーバラ・マクラフリンさん。8年前から球根堀りに参加しているブラッド・ハータドーさんは、今年はおよそ150株を掘り出した。屋上で2週間ほど乾燥させた後、茎や葉を取り除き球根を植える秋まで保存する。ブラッドさんはこの球根を近所の植え込みに植える予定。このように市民たちの手できれいな街並みが守られている。

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アッパーイーストサイド(アメリカ)チューリップファンド・フォー・パークアベニュー

マンハッタンのアッパーイーストサイドを南北に走るパークアベニュー。こちらの植え込みではチューリップのあとにはベゴニアを植えているという。秋になると菊になる。マイケル・マカティアさんは「やっぱりパークアベニューはチューリップが一番有名。ことしの球根掘りは一日ですべて無くなってしまうほど人気だった」などコメント。

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アッパーイーストサイド(アメリカ)チューリップベゴニア

ファンド・フォー・パークアベニューの代表バーバラ・マクラフリンさんは「1950年代に近所の慈善課が市の公園局に球根を寄付して植えてもらったのが(パークアベニューのチューリップ植えの)始まり。70年代に市の財政が悪化し、続けられなくなったのでその後市民団体を立ち上げて植え込みの管理を始めた」などコメント。花の色を変えない方が手間がかからないのになぜ毎年植え替えるのか問われると「2年目はうまく育たない球根もあるので。全部植え替えた方がきれいな植え込みになる」などコメント。パークアベニューで楽しんだあとにほかの場所に植えることで周りにいいことが広がりそうという指摘に「楽しい伝統。3月に芽を出し始めたとたんにいつ掘り起こせるか問い合わせが届く」などコメント。球根はどこから買っているのかという質問にマクラフリンさんは「オランダ。わたしたちは世界で2番目に多くオランダからチューリップを買っていて、1番目はイギリス王室だったそう」などコメント。来年の色についてマクラフリンさんは「まもなく注文する。来年は私達の45周年なので特別なチューリップになる予定」などコメント。

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オランダファンド・フォー・パークアベニュー

マイケル・マカティアさんは「パークアベニューはあこがれというかかなり素敵。パークアベニュー自体は道だが、富裕層が住んでいる地域でもある。元駐日大使のキャロライン・ケネディさんやロックフェラー家の人とかそういうニューヨークのシリアスハイソサエティが住んでいる地域で通りかかっただけでかなりそれは感じる。パークアベニューを管理する市民団体70年代に始まったとバーバラさんが話していたが、70年代とは本気でニューヨーク市が破産しそうになった時期。セントラルパークとかほとんど市が手入れできなくなっていた。そんなときにああいうお金持ちたちが中心になって巨額な寄付を集めて色んな管理団体を作った時代。いまも寄付などで管理している良い建物はニューヨークにはたくさんある」などコメント。

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(ニュース)
スペースXの宇宙船 地球帰還

アメリカのテキサス州では民間企業スペースXの大型宇宙船スターシップの4回目の試験飛行が成功した。これまでの3回は計画通りいかなかった。切り離されたブースターはメキシコ湾に無事着水した。宇宙船が地球に帰還した後に再び利用できることを示すことが目標だった。スターシップの高さは120メートルで2つの部分からなる。下の部分はスーパーヘビーブースターと名付けられ33のエンジンを搭載、上の部分はスターシップ宇宙船で貨物や乗員を運ぶ。スペースXは最大100人を乗せられるとしている。両方の部分は完全に再利用可能だという点でロケットの上の部分は宇宙空間に飛行できる。大気圏に再突入する際には非常な高温にさらされるという。インド洋に着水、これまでで最も成功した試験飛行だったが次回も注目される。

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これまでのニュース

フランスのマクロン大統領はウクライナにフランス製の戦闘機「ミラージュ2000」を供与しこの夏にもフランスでウクライナのパイロットの訓練を始めることを明らかにした。

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エマニュエル・マクロンフランスミラージュ2000
(エンディング)
次回は

来週のキャッチ!世界のトップニュースの番組宣伝。今行われているヨーロッパ議会の選挙では極右や右派政党の議席の割合が増えるとみられている。要因の一つ若者からの支持について別府キャスターが識者とともに考える。

端午節のちまき

台湾の映像。「端午節」を旧暦で祝う台湾。今「ちまき」作りが盛ん。もち米に豚肉などをのせてささで包む。「ちまき」の作り方は地域で異なり中には甘い「ちまき」も。台北の市場はすでに大にぎわい。端午節は家族団らんの日でもありご先祖をしのぶ日でもある。

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所さん!事件ですよ

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新プロジェクトX

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ダーウィンが来た!

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大河ドラマ 光る君へ

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