EUヨーロッパ連合の重要な政策を左右するヨーロッパ議会選挙は開票作業が進められていてEUに懐疑的な右派や極右の政党が議席を増やす見通し。このうちフランスではEUが統合を進めて強い権限を持つことに反対する極右政党の国民連合がマクロン大統領率いる与党連合に対し獲得議席で倍以上の差をつけて大勝する見通し。結果として国民連合31.5%、与党連合15.2%で倍以上となった。社会党14.0%、不服従のフランス8.7%など国民連合がヨーロッパ議会選挙で首位に立つのは3回目ということ。選挙戦のテーマや候補者の代表を明確に示せているのが要因で与党にとっては大きな痛手で政権への不信感によって票が流れたよう。左派にとっても票が配分された形で社会党は2019年から倍になり、不服従のフランスの躍進は限定的で左派のパワーバランスも変わってきているようだと話した。