フランスと並ぶEUの主要国ドイツでも右派が躍進している。右派政党ドイツのための選択肢が議席を増やす一方5年前の前回大きな支持を集めた環境政党緑の党は議席を大幅に減らす見通し。ヨーロッパ議会選挙ではキリスト教民主及び社会同盟が最も多くの票を集めた。中間結果によると合わせて30%で5年前と似たような数字だった。それに反し連立政府を担う社会民主党、自由民主党特に緑の党は票を減らした。ドイツのための選択肢は第2の強力な政党となりザラヴァーゲンクネヒト同盟も躍進した。連立与党3党の選挙結果は厳しいものとなった。3党合わせても総投票数の3分の1にも達せずまた、どの党も極右ドイツのための選択肢の得票率を下回った。社会民主党は過去最低の結果となり、ショルツ首相に政策の変更を要求する野党議員も出ている。ドイツのための選択肢は筆頭候補がスキャンダルで捜査中にもかかわらず票を増やした。EU・フォンデアライエン委員長からお祝いの言葉が贈られた。