紀州のドン・ファンこと野崎幸助氏。金融業・不動産業で財を成し総資産は50億円とも言われた。急性覚醒剤中毒で死亡し、殺人容疑で逮捕されたのは妻須藤早貴被告。結婚後3か月での不審死だった。異例の3年8か月を要した裁判を徹底解説する。
野崎幸助氏は金融業・不動産業で財を成し総資産50億円と言われていた。女性4000人に30億円を貢いだと豪語していた。須藤被告は札幌市内のキャバクラに勤務し、知人の紹介で野崎氏と出会った。毎月100万円の条件で年の差55歳の電撃結婚をした。野崎氏が亡くなる18日前に愛犬も急死している。2016年に起きた盗難事件をきっかけに紀州のドン・ファンの名が知れ渡った。
離婚されたら財産をもらえないため覚醒剤を入手したことが検察の主張。2人は12月上旬に出会い2月に結婚。5月に野崎氏は死亡した。事件と関係がありそうな検索ワードが数多くあり、犯行の推定時刻には夫婦2人きりだった。検察は野崎氏の自殺は考えられず須藤被告が事件前に覚醒剤と思われるものを入手している、遺産目的で覚醒剤を使って野崎氏を殺害したと主張した。裁判の争点は事件性と犯人性。殺人などの重大事件の証人は平均2~3人だが、証人は異例の28人。
野崎幸助氏は金融業・不動産業で財を成し総資産50億円と言われていた。女性4000人に30億円を貢いだと豪語していた。須藤被告は札幌市内のキャバクラに勤務し、知人の紹介で野崎氏と出会った。毎月100万円の条件で年の差55歳の電撃結婚をした。野崎氏が亡くなる18日前に愛犬も急死している。2016年に起きた盗難事件をきっかけに紀州のドン・ファンの名が知れ渡った。
離婚されたら財産をもらえないため覚醒剤を入手したことが検察の主張。2人は12月上旬に出会い2月に結婚。5月に野崎氏は死亡した。事件と関係がありそうな検索ワードが数多くあり、犯行の推定時刻には夫婦2人きりだった。検察は野崎氏の自殺は考えられず須藤被告が事件前に覚醒剤と思われるものを入手している、遺産目的で覚醒剤を使って野崎氏を殺害したと主張した。裁判の争点は事件性と犯人性。殺人などの重大事件の証人は平均2~3人だが、証人は異例の28人。