- 出演者
- バカリズム 林修 斎藤ちはる 伊沢拓司 室井滋 伊集院光 井桁弘恵 松井ケムリ(令和ロマン)
平成と令和を騒がせた!女の事件簿SP。
広瀬めぐみ元議員は勤務実態のない公設秘書の給与を詐取したとして懲役2年6か月の有罪判決を受けた。2022年岩手の選挙区から初当選。フランス研修でエッフェル炎上と揶揄され、不倫も発覚。子育てをしながら法律の勉強をし、司法試験に合格した経歴の持ち主だが当選からわずか2年で議員を辞職した。
離婚されたら財産をもらえないため覚醒剤を入手したことが検察の主張。2人は12月上旬に出会い2月に結婚。5月に野崎氏は死亡した。事件と関係がありそうな検索ワードが数多くあり、犯行の推定時刻には夫婦2人きりだった。検察は野崎氏の自殺は考えられず須藤被告が事件前に覚醒剤と思われるものを入手している、遺産目的で覚醒剤を使って野崎氏を殺害したと主張した。裁判の争点は事件性と犯人性。殺人などの重大事件の証人は平均2~3人だが、証人は異例の28人。
野崎氏自身が薬物を使用したのであれば、薬物や注射器などが残っているはずだが寝室には何もなかった。須藤被告の都内の自宅の複数の押収品から覚醒剤の陽性反応が出た。新たな証人の出廷が続く。胃の内容物の覚醒剤濃度が高く覚醒剤を口から摂取したと思われる。カプセルを使い覚醒剤を口から摂取すると症状が現れるのは最長1時間10分後。16時50分から20時頃には家の中にいたのは野崎氏と須藤被告の2人だけだった。
覚醒剤の売人Aが証言した。売人Bに注文の電話が入り、大阪から和歌山へ。売人Bから覚醒剤を受け取り取引場所へ、売人Bと須藤被告には通話履歴があった。ビデオリンク方式は法廷と別室をオンラインでつなぐ証人尋問。20代の知人女性は野崎氏から結婚を申し込まれ、愛犬のお別れ会のための航空券代20万円が野崎氏の死亡日当日に振り込まれていた。別の女性と結婚するために須藤被告と離婚し、亡くなる当日も活動し自殺の可能性がなかったことが検察の狙い。屋内測位は電波が届かない施設内や地下でも位置情報を取得できる。歩数・体重などを記録できる健康管理アプリを解析。須藤被告は1階から2階へ8回も上り下りをしていたことがわかり、階段を使って上がると気圧は下がるという。検察は覚醒剤を摂取させ様子を見るために8回も2階へ上がったと主張した。
須藤被告が得た金額の合計は約6834万円。約5500万円を高級車・美容整形に使ったという。前妻は野崎氏の自殺を完全否定している。精力剤代わりに覚醒剤を使用した可能性を否定したことが検察の狙い。しかし約20年前からの愛人女性が証言し、野崎氏が覚醒剤を使用した可能性が示唆された。その後保険外交員や家政婦の娘、会社の元従業員が証言し検察の主張を補強した。
覚醒剤の売人Bは覚醒剤3gを和歌山まで売人Aとともに運んだと証言。売人Bは当時覚醒剤を入手できる人脈がなく、用意したものは氷砂糖だったという。検察は野崎氏を殺害した凶器は須藤被告が入手した覚醒剤だと主張していた。菊地弁護士は「自分の身をかばっての証言」などと話した。被告人質問は冒頭陳述・証人尋問の内容について被告人に質問する。須藤被告は覚醒剤を野崎氏から頼まれて購入したと認めた。精力が衰えた野崎氏から精力剤代わりに頼まれたという。しかし多くの証言者が野崎氏の覚醒剤使用を否定し毛髪鑑定から覚醒剤の常習者ではないことも判明している。
自殺するために「覚醒剤を使用したか」、裁判は大詰めに。
オープニング映像。
熊本県玉名市は南西側は有明海。森川孝一さんはパソコン教室を開いている。幸福時間は石橋を守る活動。市内に残っている石橋をきれいに掃除する。石橋を次の世代へつなぐためのワークショップも開いているという。
私の幸福時間の次回予告。
野崎氏と須藤被告の55歳差婚は大きな話題に。結婚してわずか3か月で野崎氏は不審死した。裁判は大詰めへ。覚醒剤だと思って購入したものは偽物だったと須藤被告は証言。売人Aは覚醒剤を、売人Bは氷砂糖を売った述べている。野崎氏がどのように口から覚醒剤を摂取したかは不明という。須藤被告の検索履歴は「覚醒剤 過剰摂取」「覚醒剤 死亡」など。閲覧の履歴には凶悪事件のテレビ番組も多く含まれていた。2階はワンルームの部屋。吉田氏は2階へ8回も上がった時に野崎氏を見たか、検察は須藤被告に追及すべきだったとしている。
検察は事件性・犯人性を主張し無期懲役を求刑。弁護人は無罪を主張した。判決の日、傍聴席48に300人が並んだ。須藤被告は無罪となった。「覚醒剤は氷砂糖」が判決に大きな影響を与えたという。「心象の雪崩現象」は一つの証拠・証言が他の証拠にまで影響を及ぼし判断が決まってしまうこと。
野崎氏は覚醒剤に興味を持ち、何らかの方法で入手した可能性があった。初めて覚醒剤を使用した野崎氏が誤って致死量を摂取した可能性は否定できない。須藤被告は売人に覚醒剤を注文し受け取っていて、事件当日1階と2階を行き来する不審な行動をとっていた。遺産が相続できるという殺害の動機もあった。しかし密売人からの品物は覚醒剤の可能性があったが氷砂糖の可能性も否定できない。検索自体が殺害の計画とは認められなかった。須藤被告の殺人とは証明されず裁判員裁判は終了した。
菊地弁護士、紀藤弁護士は2人とも見解は異なるものの有罪無罪どちらも可能性があると話した。薬物関係の犯罪に関しては立証が難しいという。
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福岡連続保険金殺人、絶対服従看護師による洗脳殺人事件を取り上げる。看護師の涼子は物欲と虚栄心が人一倍強かった。幼少期は貧しく欲しい物も買ってもらえなかった。涼子には公務員の夫がいたが夫婦関係は冷え切っていた。夫婦合わせても月30万円ほどの収入なのに贅沢三昧、夫に内緒で夫の実家の土地などを担保にしてローンを重ねていた。借金の総額は3000万円ほど。良枝、里香、久美という同窓生3人をターゲットにして殺人にまで加担させた。卒業後は別々の病院に就職し疎遠になっていた。幼馴染の久美と涼子は一緒に働き、弱みを握ろうとしていた。久美は不倫し妊娠していた。涼子はバックに偉い先生がいるでっち上げ、側近という架空の人物もいると話した。
久美と涼子は忘年会でダンスを披露したが、テープを同じ日に使うことになっていて教授たちが怒り100万円を払わなければいけないという。久美は涼子にテープ使用料の20万円を支払った。久美は涼子と暮らし始める。久美の同居で冷めていた夫婦関係はさらに悪化し夫は実家へ越していった。涼子は久美のクレジットカードを盗み作り話でごまかした。ばれたら困る涼子が張った予防線が家族との分断。涼子は久美からお金を巻き上げるためにありとあらゆる理屈をつけた。
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涼子の親友の良枝は夫の浮気に悩み、別居して実家に帰っていた。夫が借金を作りマンションを売ったという。もはや下僕となっていた同居中の久美を巻き込み、良枝のほうから相談してくるように仕向けた。涼子が良枝からだまし取った架空の借金解決金は750万円。
里香は優子という同僚の看護師を執拗にいじめていた過去があり、優子の婚約者に悪口を吹き込み婚約は破断。優子は別の男性と結婚したがうまくいっていないという噂から、涼子は里香を落としめるシナリオを作った。優子が井田佳寿恵という人を代理人にして損害賠償を請求しようとしていると架空の人物をでっち上げた。実家が裕福でお嬢様育ちの里香を揺すった。架空の仲介者への謝礼は1年で2800万円。涼子は大金を手にしても自分の借金返済には回さず、贅沢三昧をしていた。久美は飴と鞭でうまく繋ぎ止めていた。涼子は保険金殺人の計画を立てる。里香の夫の保険金を狙い、里香らは夫に睡眠薬を飲ませ医療知識を悪用して殺害した。
涼子は保険金が下りると里香の夫が残した借金の返済に充てると言いくるめ、50万円ほどを残し3450万円を奪い取った。涼子は借金の全てを返済し生活はますます派手になった。次の目標は良枝の夫。里香にでっち上げた架空の人物、古林玉枝を演じさせ涼子は古林と交渉する約束をした。良枝の夫は何人も人をだましてお金を巻き上げたと嘘をつき、古林は調査会社の人間という。涼子は良枝に抹殺契約書を書かせ、宛名は古林玉枝。またしても睡眠薬で眠らせ、良枝の夫を殺した。良枝は保険金3300万円を涼子に渡した。涼子が3人からだまし取った総額は2億円という。