- 出演者
- バカリズム 林修 斎藤ちはる 伊沢拓司 鈴木砂羽 塚地武雅(ドランクドラゴン) 潮紗理菜(日向坂46) 浮所飛貴(ACEes)
スタジオでは出演者に「最近よく眠れていますか?」という質問が出される。眠れていないと答えた浮所飛貴さんは忙しく眠れない、塚地武雅さんは寝てもずっと眠いとした。解説の柳沢正史氏は睡眠の実感・自己評価はあてにならないなどと話す。柳沢氏の研究によれば、45%もの人に睡眠不足の疑いがあるという。ただ睡眠に不満がある人の66%は脳波に以上が見られなかったという。こうした睡眠誤認に関しては理由は現在わかっていないと柳沢氏は語る。
オープニング映像。
街で睡眠に関して話を聞く。その中で多く聞かれたのが「疲れがとれない」という。これは加齢により深い眠りがとれないことが要因となる。程度は個人差があるが、誰にでも起きうることだという。ただ、こうした疲れのとれない睡眠に対して柳沢氏は「睡眠時無呼吸症候群」のの疑いがあるという。実際、睡眠に満足してると答えた4割の人でさえ睡眠時無呼吸症候群になっているのだとか。男性に起きるのが多い睡眠時無呼吸症候群だが、いびきが小さい傾向にある女性は睡眠時無呼吸症候群に気が付きにくいのだという。また更年期以降、女性が睡眠時無呼吸症候群にかかりやすい理由について、柳沢氏は女性ホルモンの関係で喉の周囲に脂肪がつきやすくなるからだと解説。高齢になると、男女の比率は1:1だという。また睡眠時無呼吸症候群の対策に関しては横向きに寝ることで改善するという。そのために抱き枕を使用すると良いと柳沢氏は話した。またこれからの時期、花粉症が夜間悪化しやすいこともあり睡眠時無呼吸症候群には注意が必要になる。
街中で睡眠に関する悩みを聞く。寒くて眠れないという方にその対策を聞く。寝具や服装で寒さ対策を行うというがその中にはおすすめできないものもあるという。
街中で睡眠に関する悩みを聞く。寒くて眠れないという方にその対策を聞く。寝具や服装で寒さ対策を行うというがその中にはおすすめできないものもあるという。それは靴下で、手のひらや足の裏というのは人間にとって車のパーツで言えばラジエーターのような役割を果たしており、靴下を履くとそれができないのだという。柳沢氏はどうしても足元が寒い場合レッグウォーマー。そして部屋を暖かくすることが一番の対策だという。適切な室温は18℃前後だという。また眠る1~2時間前に少し汗ばむ程度に入浴すると良いのだとした。
睡眠に関するお悩みで多く聞かれたのが、喉や口の中が乾くなどの「乾燥」。柳沢氏は寝ているときの湿度対策、加湿器の私用が大切だという。ただ使い方によっては健康を害することもある。また加湿器は置く場所が大切だという。
睡眠に関するお悩みで多く聞かれたのが「乾燥」。柳沢氏は寝ているときの湿度対策、加湿器の私用が大切だという。ただ使い方によっては健康を害することもある。また加湿器は置く場所が大切だという。置く場所は化粧台の上などに置くこと。結露がつくことでカビが発生する可能性もあり、高い位置で湿気にあたらない場所が良いのだとか。またサーキュレーターを使用し室温のムラをなくすこともオススメだという。
足のかゆみを感じるという塚地武雅さん。ここに関して柳沢氏は保湿クリームが有効とした。またむずむず脚症候群という独特の不快感を感じるケースがあり、これは神経系の病気の可能性をはらんでおり、パーキンソン病などが隠れている可能性もあるため専門医の受診が必要になる可能性もあるという。
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- パーキンソン病
睡眠に関する悩みを街中で聞くと「家族に眠りを邪魔される」という声が聞かれた。柳沢氏は家族と同じ部屋で寝る場合シングルべを並べて寝るほうが良いという。ダブルベッドなどでは振動で起きてしまう。また掛け布団などの取り合いが防げるとした。また寝具は別々のものを使用した方が良いという。特に子どもは動き回ることもあり別々のものを使用する方が良い。また赤ちゃんが夜泣くと授乳やあやす必要もあまりなく、ベッドで寝ることを覚えてもらった方が良いという。
睡眠時の部屋の明るさに関して、街では真っ暗では寝られないという人がおよそ35%を占めた。睡眠に関しては真っ暗で寝るのが基本で、光による覚醒、睡眠ホルモンのメラトニンの抑制などのデメリットがあるのだとした。また明るい所で寝ることで太ることにつながるという。
「明るいところで寝ると太る」。これは明るい所で寝ることで睡眠の質が下がってしまうためだと考えられる。また睡眠不足はレプチンという食欲を抑えるホルモンの分泌を減らし、グレリンという食欲を増進するホルモンを増加させるという。また夜トイレに起きても明るくしすぎない方が覚醒しないと柳沢氏は解説した。
街の声で多く聞かれたのは寝付きの悪さ。臨床心理士である中島俊氏はこうした寝付きの悪さは精神的な面に起因することがあるという。そんな中で、中島氏が寝付けない患者にしているアドバイスがあるという。
街の声で多く聞かれたのは寝付きの悪さ。臨床心理士である中島俊氏はこうした寝付きの悪さは精神的な面に起因することがあるという。そんな中で、中島氏が寝付けない患者にしているアドバイスがあるという。それは布団に入らず夜ふかしをすることだという。中島氏は朝起きる時間はくずさず、あえて遅く眠ることで体のリズムを整えるのだと語る。例えばベッドに入る時間をあえて遅くすることで睡眠の密度を高め、質を高めるのだという。もちろん最初の段階で寝不足にはなるが、その後不眠傾向は改善することにつながり、その後はトレーニング次第で睡眠時間を伸ばすことは可能。ただ時計を見ないことが大切だとした。またこうした認知行動療法は治療の第一歩だと柳沢氏は解説した。
高齢の方に多いのが、睡眠中にトイレに起きてしまうというケース。加齢による影響もあり、50代以降であれば1回くらい起きるのは正常だという。ただトイレに行ってから寝付きが悪くなるというケースも多い。ここに関して柳沢氏は7秒吸って7秒吐くという深呼吸が良いと話す。これを4回ほど繰り返す。またスマホを使用することもそこまで禁止する必要はないと話す。ただスマホをいじりつづけるようなコンテンツは好ましくないという。またトイレに3回以上起きる場合睡眠時無呼吸症候群の可能性もある。
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- 睡眠時無呼吸症候群
目覚ましで起きられない。ここに関して若い世代は起きられない、逆に50代以上は早く起きてしまう。ここに関してd柳沢氏は問題のない現象だと解説。また起きられない人がアラーム音にすると良いのが「人の声」で、これは人間の聴覚が人の声に対して敏感だからだという。また眠る前に起きたい時間を意識するのは意味のあることで、これにより起床の少し前から覚醒作用を持つコルチゾールというホルモンが分泌されると解説した。
睡眠に関するお悩みで聞かれたのが夢に関して。柳沢氏は夢の内容に意味を求めるのはナンセンスだと解説。覚えている悪夢というのはストレスの予行演習で、イヤな夢を見た場合は「夢で良かった」と考えるほうが良いのだとした。ただあまりにイヤな夢を見てしまう場合、その対処法もあるという。臨床心理士である中島氏はイメージトレーニングが必要だと語り、寝る前に嫌な夢ではないと寝る前に考えるのが有効だと解説した。
オープニング映像。
三重県熊野市に住む労働組合の職員である仲玲央さんの幸せ時間は浜釣り。1カ月来ても釣れるのは1回だけということもあるが、大好きな海で釣りをするのが良く、釣れたら尚良しなのだと仲さんは語った。
エンディング映像。
幅広い世代で聞かれたのは起床時の腰痛など体の痛み。起床時の関節、特に腰周辺の痛みに悩まされているという星野さん。寝ている様子を確認すると寝返りの回数が非常に少いという。寝返りは体の一部分に負担がかかり続けるのを防ぐ効果があり、これが少いと体に痛みが出ることがあると柳沢氏は解説。ポイントは寝具、特にマットレスの選び方。柔らかすぎるとどうしても寝返りはをしにくいという。また枕も高すぎる・硬すぎる場合「椎骨動脈解離」という症状を引き起こし、脳卒中の要因になると解説した。
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- 椎骨動脈解離