街で睡眠に関して話を聞く。その中で多く聞かれたのが「疲れがとれない」という。これは加齢により深い眠りがとれないことが要因となる。程度は個人差があるが、誰にでも起きうることだという。ただ、こうした疲れのとれない睡眠に対して柳沢氏は「睡眠時無呼吸症候群」のの疑いがあるという。実際、睡眠に満足してると答えた4割の人でさえ睡眠時無呼吸症候群になっているのだとか。男性に起きるのが多い睡眠時無呼吸症候群だが、いびきが小さい傾向にある女性は睡眠時無呼吸症候群に気が付きにくいのだという。また更年期以降、女性が睡眠時無呼吸症候群にかかりやすい理由について、柳沢氏は女性ホルモンの関係で喉の周囲に脂肪がつきやすくなるからだと解説。高齢になると、男女の比率は1:1だという。また睡眠時無呼吸症候群の対策に関しては横向きに寝ることで改善するという。そのために抱き枕を使用すると良いと柳沢氏は話した。またこれからの時期、花粉症が夜間悪化しやすいこともあり睡眠時無呼吸症候群には注意が必要になる。