警備や渋滞対策など、着々と準備が進んできた。大会を開催するにあたって欠かせないのがボランティアの存在。大会組織委員会やパリ市などが募集したボランティアは約5万人。現地時間20日、パリ市が開いたボランティアの交流会。市の発表では、2000人が集まった。大会期間中、パリ市内や競技会場の周辺で観客の案内などを行う。日本からボランティアとして参加する女性は、前回の東京五輪でもボランティアをしていた。今回、フランス大使館が経験者を募っていることを知り応募。語学力を生かし、選手村でポルトガル選手団の通訳などを担当。新型コロナの影響で無観客になった東京大会で、女性は選手村でブラジル選手団を支えていたが、達成感とともにもどかしさも感じていた。女性は「観客が入れなかったことが残念だった」と語った。女性が各国のボランティアと話をする中で、特に印象に残ったことばは「前回はコロナ、今回ヨーロッパは“戦争”といっていた」と語った。ボランティアを通じてより多くの国の人たちとふれあいたいと考えている。