中国の首都・北京の国際空港のウェブサイトによると北朝鮮国営のコリョ(高麗)航空はきのう、北京と北朝鮮の首都・ピョンヤンとの間で輸送機として航空便を運航した。北朝鮮は新型コロナウイルスの感染拡大後停止していた中国との間の航空便を去年8月に再開したあと、原則週3回運航しているが、定期便のない月曜日に運航するのは異例。外交関係者によると、国際機関から割り当てられていた子ども向けのワクチンなどの医薬品が搬入されたとみられるという。一方、ピョンヤンに駐在する中国大使館はきのう、FAO(国連食糧農業機関)の屈冬玉事務局長が北朝鮮を訪れていることを明らかにした。国際機関の関係者が新型コロナの感染拡大後、北朝鮮を訪れたことは公式報道などで確認されておらず、中断していた国際機関からの支援を本格的に受け入れ始めるか関心を集めている。