北朝鮮は一昨日、外務省の「重大声明」を発表し、韓国が今月、平壌中心部の上空に無人機を飛ばしてビラをまいたと主張しました。これについて、北朝鮮の金正恩総書記の妹・金与正氏は昨夜、国営の朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、韓国軍が「事実の有無を確認できない」と説明したことについて、「幼稚な言い訳だ」と非難した。その上で、無人機が韓国側の民間団体が飛ばしたものだったとしても韓国軍の黙認のもとで行われたものだと指摘した。そして、「再び、我々の首都上空で韓国の無人機が発見されたら、必ず恐ろしい惨事が起きるだろう」として、報復措置をとると強調した。この問題をめぐり韓国軍は、北朝鮮側に自制を求めるとともに、国民の安全に脅威を与えた場合、報復すると牽制していた。