ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアを支援するため、北朝鮮の兵士が戦闘に加わった。ウクライナ軍が越境攻撃を仕掛けたロシア・クルスク州で撮影された家ぞうで、ロシア国防省が公開した。先月末、北朝鮮の兵士の戦闘参加を両国が公式に認めた。1万5000人規模で、死者600人、負傷者4000人余。遺体は火葬後、北朝鮮に移送したとみられる。キム総書記は近くピョンヤンに兵士をたたえる記念碑を建てる。韓国政府は北朝鮮兵士が最新装備に慣れ、戦闘能力が大幅に向上させていると分析している。KBSはロシアから軍事技術の提供があたと伝える。木太町絵sんは経済的なメリットを狙っている。ロシアへの軍事支援で得た経済効果は外貨収入の総額28兆7000億ウォンで、大部分がミサイル・砲弾・弾薬の輸出とみられる。キム総書記は砲弾の増産を指示し、これは平年水準の4倍の生産実績と伝えている。外貨収入が国内経済立て直しの追い風にもなっている。去年から地方で毎年20か所に現代的な工場を建設し、10年以内に生活水準を引き揚げる地方発展20×10政策が行われている。来月には北朝鮮東部にキム総書記の肝いりで建設中のビーチリゾートがオープンする予定で、ロシア人観光客も誘致したい考え。最近キム総書記が娘を連れてピョンヤンにあるロシア大使館を訪問した。2人乗ってきたのはプーチン大統領から贈られた高級車。娘は今年12歳になる長女。北朝鮮は実践経験を通じて軍事力強化を図るとともに、兵器の輸出で巨額の外貨を獲得できる。ひいては娘の世代に引き継ぐ体制の意地につなげられると踏んでいる。ロシアに追加派兵の可能性も排除できない。警戒感を持って注視していく必要がある。