連日の史上最高値更新。日経平均株価はきょう、終値として初めて4万2000円を超えた。先々週から今週にかけては、3600円以上も上昇している。その背景にあるのが、米国の株高、そして海外投資家からの活発な買い注文。東京証券取引所のまとめによると、先週、海外の投資家が日本の株式を買った額は、売った額を1800億円余り上回り、2週連続で買い越しとなった。ユニクロを展開するファーストリテイリングは、ことし5月までの9か月間の決算で売り上げと利益ともにこの時期として過去最高を更新した。ヨーロッパや米国での販売が好調だったほか、外国人旅行者の増加が国内での売り上げを押し上げたという。今後、焦点となるのが、今月下旬から本格化する企業の決算発表。ファーストリテイリング・岡崎健CFO、野村証券・澤田麻希ストラテジストは「企業業績と企業改革への期待がある。一段と上昇していくには企業業績での上方修正が一つのポイントになる」とコメント。