ユニクロなどを展開するファーストリテイリングは看板商品の一つ、3足990円の靴下を終了。まとめ売りをやめ、1足390円で販売することを決めた。また、商品を全体的に4%値上げする。値上げの理由は原材料費や物流費の上昇、円安など。ユニクロだけでなく、安さが売りの企業が次々と看板商品の値上げに踏み切っている。2002年、デフレ真っ只中の日本ではマクドナルドのハンバーガーは1個59円。チーズバーガーも79円まで価格が下がった。それから24年が経った今年2月の価格改定ではチーズバーガーは240円となった。デフレ時代、働く人の味方だった松屋の牛めしは290円だったが、先週から並盛1杯480円。目玉商品値上げの背景には何があるのか。消費経済アナリスト・渡辺広明さんによると、企業努力が限界近くまで来ているがゆえの値上げだという。サイゼリヤは看板商品「ミラノ風ドリア」を300円から320円に値上げ。理由については「当社の努力不足により食材の不足や原価上昇を吸収できない事態」としている。ユニクロも今年の秋冬商品について「企業努力だけで原価の上昇を吸収するのが難しい」としているが、状況によって値下げする商品もあるとしている。渡辺さんは今後について諸外国と同じく価格は上がり、価格が上がることに慣れる必要性があるとして、物価が下がることは期待せず選択消費を意識すべしとしている。
