ロッテは佐々木朗希投手のポスティングシステム申請が完了しMLBにも受理されたと発表している。最速165kmの速球を武器に20歳5か月という史上最年少で完全試合を達成していて、この日はフォークの切れ味を武器にし、当時の自己最速である164kmもマークすると日本新記録となる13者連続の奪三振を奪うなどし、28年ぶりの完全試合達成を達成した。11月17日のファン感謝デーでは「これまでいただいた熱いご声援、厳しい激励もすべて力に変えアメリカで頑張っていきます」と話していた。ポスティングシステムはFA権を取得する前からメジャーに移籍する物となっているが、25歳以下の選手の場合は青田買いを防ぐためにマイナー契約しか出来ないルールとなっている。猪瀬氏は戦力均衡のためとされてはいるが、大谷選手の海外出場を前に突然作られたルールだったと指摘している。これにより大谷選手の1年目の契約金もわずか約3億1500万円にとどまっていた。また、国際ボーナスプールとは25歳未満の海外選手との契約金に使える金額として各球団に割り当てられる枠のことであり約10億円程度という。個々の金額を1月15日～12月15日の間の契約に使っていく。12月15日～翌年1月15日までは契約を行うことが認められず、新たな割当の物で予算が当てられる。中南米のプロスペクトの獲得は夏頃であることからペース配分も重要という。佐々木投手獲得が有力視されるドジャース・ロバーツ監督は大谷選手との交渉の際には詳細を明かしたのに対し、佐々木投手との交渉の進捗について明言を避けている。柳原氏は交渉は本来明言しない事が通常であり、ロバーツ監督が大谷選手の交渉を明言したのは驚きだったと振り返った。