米国大統領選挙に向けた民主党・ハリス副大統領と共和党・トランプ前大統領の討論会について。ジャーナリスト・宮本晴代は「ハリスさんには不安視する声が聞かれていたが、かなり練習の成果が出た。検察官らしく冷静にトランプさんを責める場面があって、非常に良くできた印象だった」とスタジオコメント。練習の成果について、「ニューヨークタイムズ」によると、ハリス氏は今回の討論会のために数日間直前までホテルにこもって討論の練習をしたという。ホテルには討論会のステージとレプリカのテレビ照明を設置し、しかも長めのネクタイをしたトランプ氏の代役を立てたという。トラウデン直美は「徹底している。ハリスさんの話をしている表情とトランプさんが話しているときのハリスさんが、すごく表情で物語っていたのに対して、一方のトランプさんがいつもと違って無表情で対照的に見えた」とスタジオコメント。ジャーナリスト・宮本晴代は「トランプさんは今回、いかに大統領らしく冷静に振る舞うかということを意識した。ただ、今回はスタジオは無観客、相手がしゃべっている間は自分のマイクはオフ。トランプさんはいわば生っ粋のエンターテイナー。今回は無観客で、序盤は落ち着いて、大統領らしくらしく見えたが、徐々に90分たつにつれてだんだん攻められて、いらだちだったり、そういうのが出てきてしまった。そして不法移民が犬や猫を食べているという極端な話をした。仮にこれが選挙集会、支持者を前にしていたら支持者は盛り上がった可能性がある。だが今回、観客はいない。逆に司会者に冷静に事実と違うと突っ込まれてしまっていつもの調子を発揮できなかったという様子が有権者にも印象付いた。今回トランプ陣営としては、無観客にした方がいつものトランプさんじゃなくて大統領らしくアピールができると踏んだ」とスタジオコメント。