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「フィリップス曲線」 のテレビ露出情報

東京大学 教授・渡辺努の解説。ニューディール政策というのは1930年代のアメリカでいわゆる世界恐慌からの脱却を目指すために取られた政策。具体的にルーズベルトがやったことは最低賃金の導入、労働時間の上限を作った。もう一つ非常に大事なのはいわゆるカルテルを容認するようなこと。共謀的な価格であってもいいからとにかくデフレを止めるようなことをやろうということをやった。大恐慌期のフィリップス曲線ではこの政策がデフレを脱却するのに効果があったということがわかる。先月骨太の方針が出たが、特に最低賃金、価格転嫁というところが最重要項目ということになっているのでニューディールとよく似ている。注目しているのは一つは最低賃金、もう一つは実は下請け対策。需要をいくら刺激してみても価格や賃金というのはなかなか上がらないということが分かってくる。問題はどこにあるかというと需要の不足というよりもむしろ企業の価格設定、プライシングのところに問題がある。今はそういう認識にどんどん変わってきている。価格設定いわゆる供給サイドのところを直しにかかることが始まっており、それがおそらく同じような施策の形で現れていると思う。日銀と政府(厚労省など)の協調関係というのが大事なのではないかと考える。

他にもこんな番組で紹介されています…

2024年5月1日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテプロの眼
フィデリティ投信・重見吉徳の解説。FOMCの結果発表を間近に控えている。パウエル議長はFOMC後の記者会見で、利下げ開始の時期の後ずれを示唆すると思う。米国の景気とインフレは年の後半には少し鈍化していくような可能性があると思っている。今回のインフレ率は1970年代にとても動きが似ている。FRBが軌道修正を迫られている背景には利下げ見通しを早く出し過ぎた。これ[…続きを読む]

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