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「フィリップス曲線」 のテレビ露出情報

東京大学 教授・渡辺努の解説。ニューディール政策というのは1930年代のアメリカでいわゆる世界恐慌からの脱却を目指すために取られた政策。具体的にルーズベルトがやったことは最低賃金の導入、労働時間の上限を作った。もう一つ非常に大事なのはいわゆるカルテルを容認するようなこと。共謀的な価格であってもいいからとにかくデフレを止めるようなことをやろうということをやった。大恐慌期のフィリップス曲線ではこの政策がデフレを脱却するのに効果があったということがわかる。先月骨太の方針が出たが、特に最低賃金、価格転嫁というところが最重要項目ということになっているのでニューディールとよく似ている。注目しているのは一つは最低賃金、もう一つは実は下請け対策。需要をいくら刺激してみても価格や賃金というのはなかなか上がらないということが分かってくる。問題はどこにあるかというと需要の不足というよりもむしろ企業の価格設定、プライシングのところに問題がある。今はそういう認識にどんどん変わってきている。価格設定いわゆる供給サイドのところを直しにかかることが始まっており、それがおそらく同じような施策の形で現れていると思う。日銀と政府(厚労省など)の協調関係というのが大事なのではないかと考える。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年3月24日放送 5:45 - 7:05 テレビ東京
モーサテプロの眼
テーマ「最低賃金引き上げがもたらす経済効果」について渡辺努の解説。連合が21日に発表した春闘の第2回集計結果は賃上げ率が5.4%と去年と同じ時期を上回っている。今年の春闘の注目点は賃上げが中小まで広がるかどうかというところだと思う。大企業には及ばないが中小企業の差は縮まっている。中小企業の賃金上昇のためのポイント、大事なのは最低賃金。最低賃金が引き上げられれ[…続きを読む]

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