世界バレー予選ラウンドでは各プールの上位2チームが決勝トーナメントに進出する。きのうの相手はウクライナ。平均身長で約8cm上回るウクライナの高さに苦しめられた。2セットを連取されるまさかの展開。高さに苦しむ選手にアクバシュ監督は「トスは常にネットから離してあげよう」と声をかけた。このアドバイスで日本は徐々に息を吹き返していった。さらに、日本の武器である粘りのバレーを展開。追い込まれた第3セットに8連続ポイントを奪うなど、このセットを奪い返した。第4セットはお互い点を奪い合い、キャプテン・石川が気合の1打でこのセットを奪い、セットカウントを2-2にした。最終第5セットでは今大会初スタメンの佐藤淑乃が指先を狙い連続でブロックアウト。フルセットの激闘を制し、予選ラウンド2勝目をあげた。佐藤淑乃は「この試合でチームが1つになることを感じながらバレーができて楽しかった」と話した。この結果、日本の決勝トーナメント進出が決定。あすは1位通過をかけセルビアと対戦。16チームによる決勝トーナメントは29日から始まる。
