アトランティックサーモンの大規模陸上養殖施設に潜入。東京ドーム約1個分の広さで、約7万トンの水を使用。静岡・小山町は富士山の地下水で水源を確保できミネラルが少なく健康に育つ絶好の環境だった。施設内には18mの巨大生け簀が38個並ぶ。アトランティックサーモンは淡水の川で生まれ成長すると海へ回遊する魚。名人たちはその環境を再現している。日本で養殖するうえで壁だったのは生態。大西洋の冷たい海域で2年かけて成魚になるため日本では夏場を越すのは難しいと言われていた。名人たちはコンピューター管理で24時間温度を管理しているという。味に磨きをかけるため水流を作って運動量を増やし肉厚で引き締まった身を育んでいる。さらにオレイン酸が多く含まれるエサを使うことで口どけの良い良質な脂が乗るという。こだわりの環境で育てること2年、ついに出荷の時を迎える。
