フジテレビでは現在、”楽しくアクションSDGs”と題して持続可能な社会のために何が出来るかSDGsを見つめ直すキャンペーンを行っている。タイの最も貧しい地域の学校で生徒達が貧困から抜け出すために奮闘する日本人の教師がいる。日本語のかるた争奪戦を繰り広げるのはタイ北西部メーホンソン県の中高一貫校に通う生徒たち。9割は少数民族の出身。この地域はタイでもとても貧しく、4人に1人が月収1万2000円以下で生活している。この学校で働く蔭山さんは10年間日本語を教えてきた。地元の産業は農業と林業だけ。蔭山さんは子どもたちの職業選択の幅を広げようと移住を決め日本語を教える活動を始めた。蔭山さんはこの日元教え子のタンヤポーンさんの実家に向かった。タンヤポーンさんは家が貧しく進学を諦めていたが、蔭山さんが費用を工面し大学へ進学した。日本語を教える活動を通じ蔭山さんはこれまで20人近くの生徒達を日系企業の仕事に導いてきた。今は後任の教師の指導に力を入れていて、近隣の学校では教え子が日本語教師になるなどしている。