10時間超えという長い時間の中で504問の質問が寄せられたフジテレビの記者会見。全体で4番目に多い42問の質問が出たのがフジテレビの日枝久相談役についての質問だった。なぜ日枝氏が出席しないのかについてフジテレビ・遠藤龍之介副会長は、出処進退について色んな人間と語っていると話した。日枝氏は現在フジサンケイグループの代表でフジ・メディア・ホールディングスやフジテレビの相談役。長年組織に身を置いてきた人物。日枝氏に公の場で説明を求めることは考えているかとの質問に嘉納修治前会長は、ご本人が判断されることとした。下から日枝氏にお願いすることは考えていないのかとの質問には私は考えていない、相談はしてみると回答した。記者からは日枝氏の進退を問う質問も。一方、時間無制限で開かれた今回の会見では質問そのものが長時間に及ぶケースが相次いだ。質問を簡潔にするよう求めたり次の質問に移るよう促す場面があった司会者に質問者が抗議する場面もあった。そんな中、開始から5時間が過ぎた夜9時ごろ遠藤副会長の発言撤回などを巡り紛糾。一部の記者が大声で叫ぶなど会場が騒然とし会見の進行が止まったが、通販新聞と名乗った記者の言葉に騒然としていた会場が静まった。SNSでは通販新聞が会見のMVP荒れた場を収めた素晴らしい発言などと投稿が相次いでいる。