フジの株主総会は4時間半続き午後2時半に終了した。株主総会は冒頭金光修社長の陳謝から始まった。参加した株主からは、役員も金銭的責任を果たすべきとの指摘があった。焦点だった役員は、清水賢治氏や澤田貴司氏ら11人などフジが提案していた候補は全員賛成多数で選任された。一方大株主のダルトン・インベストメンツが独自に提案していたSBIホールディングスの北尾吉孝会長ら12人は、いずれも過半数の賛同を得られず一人も選任されなかった。フジテレビは依然として多くの企業がCM出稿を見合わせている。スポンサーのトップの一人は総会後に再開の判断をするとしていたが、オンラインカジノ問題で社員の逮捕・書類送検など新たな事案も発生する中、新経営陣の船出は厳しいものになりそう。