アメリカで最も人件費が高い州の1つカリフォルニア州。4月からファストフード店で働く人の最低賃金が時給20ドル、日本円で3000円以上に引き上げられ注目となった。こうした中、ロサンゼルス近郊ではAI技術を活用したロボットがハンバーガーなどを調理。こうした自動化の動きを加速しているのが最低賃金の引き上げ。膨らむ人件費に対処するため多くの企業が商品値上げに踏み切り、人員リストラが相次いでいる。ロボット開発会社には多くのファストフード店から引き合いが相次いでいる。あるファストフードチェーンは今月に入りカリフォルニアでの事業コストの上昇を理由に州内で48店舗を閉鎖。余波はまだ続くと見られている。