EUヨーロッパ連合の議会選挙は5年に1度実施され9日に行われた開票では、720議席のうち親EU会派が過半数を維持する見込み。一方、EUの政策に批判的な極右会派と右派会派は、合わせて十数議席を増やし130議席を超える見通し。背景には物価の高騰や移民の流入拡大などに対する不満があり、今後の政策に影響することも予想される。またフランスではマクロン大統領が率いる与党連合が極右政党国民連合に大敗した。これを受けマクロン大統領は「ナショナリストの台頭は危険だ」と述べ、“国民に信を問う”として議会下院を解散し総選挙を実施すると表明した。