選挙イヤー後半戦。米国と英国は政権交代が現実味を帯びる中、フランスではマクロン大統領は変わらないものの、ナンバー2の首相が交代するかもしれない。極右で大減税を掲げる国民連合・バルデラ党首と現実財政を重視するアタル首相が対立。現在支持率では国民連合がリードしていて、バルデラ氏が首相になれば、フランスの財政がさらに悪化するのではないかという懸念から、フランスの代表的な株価指数CAC40は低迷が続いている。最終的な投開票は来月7日の予定で、パリオリンピックの開幕を前に世界の金融市場で動揺が走るかもしれない。