次のローマ教皇を決めるコンクラーベが、バチカンで始まる。日本人2人を含む枢機卿が参加する。3分の2の得票者が出るまで続けられる。礼拝堂には沈黙が広がる。それぞれの枢機卿の席も決まっててバチカン基本法の写しが一部ずつ置かれている。1日4回の投票が行われる。票はこの器に投じられ、失われないように赤い糸が通される。電波妨害装置を使って携帯電話通信が遮断される。マスコミやSNSを遮断して考えることは重要だ。フランシスコ教皇の後継者を選ぶにはそうした時間が不可欠だ。バチカン御用達の仕立て屋は、次の教皇が着る服の準備に負われている。サイズの異なる服を三着用意している。三着はバチカンに届けられた。