ナゾ道具の使い手である東京・墨田区の根岸洋一さんのもとへ。2週間前にメルカリで500円で買ったそうだが、ボロボロになっていた。根岸さんが作っているものはジョウロだが通常の20倍以上の値段がつくそうで、売り上げの8割は海外向けだという。材料は1枚3500円の銅板。これを裁断機でカットし、10個のパーツを作る。本体パーツには穴をあけ、各パーツを成形していく。筒状のパーツは円板と合体させていた。火持ちが良い固形燃料であるコークスを1300度まで熱したら、ナゾ道具の出番。ナゾ道具は使う度に変形するので、まずは先端をコークスで真っ赤に熱し叩いて整える。整えたら再び先端を温め、ハンダ付けをする。ナゾ道具はハンダ付け用の焼きコテだったのだ。 パーツの接着もこのコテで行い、20か所をハンダ付けしていくのだという。ハンダ付けでコテ先が溶け出すため、たった2週間でボロボロになってしまうそう。そして銅製のジョウロが完成した。盆栽の世界的巨匠小林さんも愛用していて、1億円の盆栽の水やりにも使っているそう。ジョウロは毎日1人で4個作るのがやっとだそうで、注文は3年半待ちだという。
