朝来市で幻のブランド野菜岩津ねぎを生産している池本さん一家に密着。岩津ねぎのブランドを守るため葉が3枚以上で白い部分が25cm以上、全部で70cm以上で、太さも1cm以上という基準が決まっている。池本さんの畑で栽培している中で岩津ねぎとして販売できるのは6割ほどで種を朝来市から持ち出すことは厳禁となっている。さらに旬の美味しい時期だけ流通させるため解禁日と終了日が設けられている。岩津ねぎは霜がつき寒さに当たることでねぎのデンプンが糖に変わり甘さが増している。収穫作業している池本さん達のお昼は収穫した岩津ねぎを焼いたもの。ここでディレクターは肉も持ってきたと話し肉巻きにして堪能した。
12～1月の間は休みなく収穫の日々となるが収穫までも厳しい道程となっている。4月下旬に種まき苗を育て6月下旬に畑に植え直すが梅雨で植えたいタイミングで植えられないこともある。夏にはどうにもならないくらい雑草が生えてしまい1畝抜くのに半日かかるという。さらに日光を避け白い部分を増やすため成長過程に合わせ土寄せが必要となっている。20トンと広大なねぎ畑には22万本のねぎが植えられている。収穫後もハサミで根を一本ずつ切り、空気で外皮を剥くなどの作業が存在する。そして翌日には岩津ねぎの詰め放題イベントが実施される。
池本さんのお宅に一泊させてもらう。この日の夕飯は岩津ねぎ18本使ったねぎのフルコース。調理中美香さんは大量のねぎを切るため水中メガネを装着。そのまま話を聞く。土日は子供をほったらかしになるが末っ子を上の子が見てくれるなど話した。そして「スタンディングねぎ鍋」を調理した。