ラオスを公式訪問中の愛子さま。きのう、ルアンパバーンにある小児病院を訪問された。案内したのは、日本人看護師の赤尾さん。この病院は、新生児から15歳までの子どもを24時間体制で受け入れている日本のNPOが運営する救急病院。赤尾さんは、愛子さまから、異文化のなかで仕事をしていることを実感する出来事はあったかと聞かれ、脳性まひと遺伝性の血液疾患のある男児の話をしたという。男児の父親があるときから、病院からのサポートを拒否するようになったという。民族として生まれ変わりを信じ、この世の苦しみがなくなって新しい人生をと考えていて、病院がサポートしなければ、この子はすでに新しい人生を歩んでいたかもしれないと父親から聞いて、赤尾さんはショックを受けたという。愛子さまは、違う文化が融合していくことの大事さがある、そこを大事に寄り添う医療を提供されているということは大変だと思うなどと話されたという。今回が初の外国公式訪問となった愛子さま。18日に行われた晩餐会では、日本とラオス両国において、互いの国への関心や理解がメコン川の流れのようにどこまでも発展していくよう願っているなどと外国訪問初のお言葉を述べられた。記者によると、お言葉が17分もあるとわかり、途中からスピードアップされていたという。愛子さまは、ラオスの民族衣装も着用。ラオスの国家主席夫人が選んだもので、縁起のいいナーガという蛇の神様の柄があしらわれていたという。
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