ジャクソンホール会議には日本銀行の植田総裁が初参加し、アメリカと欧州の中央銀行のトップに挟まれ話し込んでいた。FRBのパウエル議長はジャクソンホール会議で25日「インフレ抑制には長い道のりがある」と述べた上で、追加利上げも辞さない考えを強調した。植田総裁は26日、半導体などの供給網を友好国と構築するフレンド・ショアリングなどの動きが、日本や世界経済に打撃を与える可能性があると指摘した。経済の先行きの不透明感が高まっていることで、金融政策の運営も難しくなっていると説明した。日本経済については、個人消費や設備投資が堅調とし、中国経済の減速が懸念材料と指摘している。為替市場では146円台の円安が続いている。