群馬県特産の糖度の高いフルーツトマト「ブリックスナイン」の出荷が、太田市で最盛期を迎えている。ブリックスナインは糖度を示す単位、ブリックスの平均が一般的なトマトの1.5倍を超える9度以上と、甘い味わいが特徴の群馬県特産のフルーツトマト。群馬県が30年余り前に開発した、根から余分な水分を吸わせないようにする特殊なシートを使って栽培することで、実の糖度を高めている。県東部の太田市では10軒の農家が栽培し今、出荷の最盛期を迎えている。このうち石原隆之さんの農業用ハウスでも、石原さんが1つずつ実を確かめながら丁寧に収穫していた。石原さんによると、去年の猛暑の影響で出荷を始めた当初の1月ごろは収穫量が少なかったものの、最盛期の今は収穫量や味、形は例年並みになっているということだ。