インドネシアではプラスチックゴミが毎年5%増えていて、適切に処理されない一部が海に流出しているとみられ、バリ島にも多くのゴミが漂着している。景観や衛生面での問題が指摘される中、懸念されているのが島の収入の大部分を占める観光業への影響。プラボウォ大統領もこの状況を問題視、外国の高官から島の景観について指摘を受けたとし、中央政府と地方政府のトップが一同にかいする会議で危機感をあらわにした。地元政府や国営企業、市民に対し身の回りの清掃をこまめに行うよう異例の呼びかけを行った。これを受けてバリの地元政府が大規模な清掃活動を行い、この日は約3000人が参加した。政府の職員や地元の学校の子供たちなどがゴミ拾いを行った。政府の呼びかけをきっかけにクタ第2国立中学校では、これまでほとんど教えてこなかった環境問題についての学習を開始。ゴミは路上にも散乱している。観光客や住民によるポイ捨てなどゴミを適切に捨てる習慣がないのが原因。学校で環境について学んだ中学生の間では少しずつ意識が変わり始めている。ある仲良しグループは、放課後いつも遊んでいる自分たちの街がゴミで汚れていることに気づき。集まれば自然とゴミを拾うようになったという。ある学生のグループはリサイクルの意識を広げる活動に取り組んでいる。シールやポスターを配りながら訴えているのは分別の大切さ。島のゴミ処理能力は限界に近づいていることから、リサイクルを促しゴミを減らす必要があるという。島を自分たちの力で守りたい。若者たちの行動がきれいなバリを取り戻すことになるかもしれない。
