「休み＝悪」というイメージについて解説。日本の年間祝祭日数世界ランキングは3位で、労働時間はOECDの平均より下だという。成田悠輔は休み＝悪、日本人はよく働くというイメージは昭和のイメージだと話した。労働時間を削減した一方、長時間労働を耐えた世代は深層心理では部下が休む事に違和感を覚えることも少なくない。プレミアムフライデー開始当初は協力する企業も多く経済的な効果もあったが、プレミアムフライデー推進協議会の公式サイトも今年6月にひっそりと閉鎖。休みがあってもちゃんと休めないことも問題だと成田氏は指摘した。
バカンスを謳歌する外国人とは対象的に日本人は余暇を有効活用できていない人も多い。成田氏は「体が資本の仕事は休みやすい。頭や心でやる商売は難しいという気がする」と話した。効率的に働く成田流仕事術は、寝言を文字起こししたり頭がクリアな朝に3時間ほどで仕事を片付けると明かした。
アメリカ人は仕事とプライベートを区別している人も多い。成田氏はタスクが決まっている仕事は仕事とプライベートを区別しているが、成果をあげて競争するような業種は24時間働いているか休んでいるか分からない状態はあまり変わらないとした。その上で、アメリカ人と日本人の差はアメリカで働く人の多くはキッパリした働き方をする人が多いからじゃないかと見解を示した。働き方、会社の仕組みが違うことが人の行動の違いに表れているという。