イラン人の母を持つ7歳の大野りりあなさんが書いた絵本「ここにあったよ 自由と幸せ」について。執筆のきっかけは「ヘジャブ」の着用が不適切で逮捕され、拘束中に急死したマフサ・アミニさんの事を知ったからだという。りりあなさんは絵本を書く際に「イランの人の思い」を込めるよう意識し、イランに住む女性に絵を描いてもらおうとした。しかし絵本に協力すれば逮捕されるかもしれないという恐怖から、中々名乗り出る人が現れなかったという。そんな中で、匿名を条件に絵を描くことを承諾した女性は、「絵を描くことは世界中の女性のためであり、私もみんなのために小さな一歩を踏み出したいと思った」などと心境を語っている。特に色とりどりのチョウが出てくる場面については「自分たちが持っている自由やものの大切さをわかってほしい」などと話した。りりあなさんは通っているダンス教室の発表会で、絵本の音読を行った。りりあなさんは「世界中にはまだ自由な環境が与えられていない人もいるからその自由をすごく大切にしようというのも分かってほしい」と話した。