池上彰が挨拶。この番組はNHKが過去に放送した番組の中から現代に繋がるメッセージをひもとく番組だと解説。今回特集するのは1984年に放送した「世界の科学者は予見する 核戦争後の地球」だという。また今回のゲストのさだまさしがスタジオに登場した。
1984年に放送された「NHK特集 世界の科学者は予見する 核戦争後の地球」の映像が流れた。内容は核戦争とその後の世界を映像化したもので、名古屋大学の飯島宗一と、ストックホルム国際平和研究所のフランク・バーナビーが番組内で解説している様子が伝えられた。
核爆発の凄まじい威力を東京で再現。そこで東京に広島原爆の80倍になる1メガトンの威力の核爆発が起きた場合の想定での映像が流れた。爆発によって5キロ圏は壊滅し、10キロ圏については熱線と衝撃波でほぼ全員が死亡、15キロ圏も生き残れる人はわずかだと解説された。
核爆発後の地上の様子について映像で伝えられた。核爆発後は強い放射能を帯びた黒い雨が降り、放射能を帯びた灰も降り注ぐ。また放射性の微粒子は各地に流れることになる。全面核戦争が起こると大気の動きも変わるようになり、地球は1か月ほどで灰色の星になってしまうという。
全面核戦争後の温度分布を見ると、大陸の温度低下は急激になり、わずかの期間で北半球の穀倉地帯は壊滅す、ヨーロッパ、ソビエト、北アメリカは凍結する。海が冷えて凍り始めるとプランクトンが死滅し、小魚や大きな魚も全滅する。激烈な環境変化の最後には紫外線と有毒ガスが登場する。核戦争の全ての影響が去ったとき、ある科学者は石器時代を予測し、ある科学者は6億年の昔を予想しているという。いずれにしても現代文明はなくなり、社会は確実に崩壊する。
スイスには文化遺産を保存するシェルターがある。シェルターには多くのマイクロフィルがあるが、このコンテナを開ける時に地球がどのような姿になっているのかと伝えた。
スタジオでは映像をみてどう思ったのか話題になった。さだまさしは「かなり強烈なショック。地球環境を壊してしまう兵器が散らばっている恐怖心はどうすればいいのか」と語った。当時と比べて核兵器の保有数は減っているが保有国は増えている状況だと伝えた。さだまさしは「核戦争を起こさないために訴え続けることを諦めてはいけない」と最後に語った。
1984年に放送された「NHK特集 世界の科学者は予見する 核戦争後の地球」の映像が流れた。内容は核戦争とその後の世界を映像化したもので、名古屋大学の飯島宗一と、ストックホルム国際平和研究所のフランク・バーナビーが番組内で解説している様子が伝えられた。
核爆発の凄まじい威力を東京で再現。そこで東京に広島原爆の80倍になる1メガトンの威力の核爆発が起きた場合の想定での映像が流れた。爆発によって5キロ圏は壊滅し、10キロ圏については熱線と衝撃波でほぼ全員が死亡、15キロ圏も生き残れる人はわずかだと解説された。
核爆発後の地上の様子について映像で伝えられた。核爆発後は強い放射能を帯びた黒い雨が降り、放射能を帯びた灰も降り注ぐ。また放射性の微粒子は各地に流れることになる。全面核戦争が起こると大気の動きも変わるようになり、地球は1か月ほどで灰色の星になってしまうという。
全面核戦争後の温度分布を見ると、大陸の温度低下は急激になり、わずかの期間で北半球の穀倉地帯は壊滅す、ヨーロッパ、ソビエト、北アメリカは凍結する。海が冷えて凍り始めるとプランクトンが死滅し、小魚や大きな魚も全滅する。激烈な環境変化の最後には紫外線と有毒ガスが登場する。核戦争の全ての影響が去ったとき、ある科学者は石器時代を予測し、ある科学者は6億年の昔を予想しているという。いずれにしても現代文明はなくなり、社会は確実に崩壊する。
スイスには文化遺産を保存するシェルターがある。シェルターには多くのマイクロフィルがあるが、このコンテナを開ける時に地球がどのような姿になっているのかと伝えた。
スタジオでは映像をみてどう思ったのか話題になった。さだまさしは「かなり強烈なショック。地球環境を壊してしまう兵器が散らばっている恐怖心はどうすればいいのか」と語った。当時と比べて核兵器の保有数は減っているが保有国は増えている状況だと伝えた。さだまさしは「核戦争を起こさないために訴え続けることを諦めてはいけない」と最後に語った。