腰痛治療のエキスパートとして医師が選ぶベストドクターに8年連続で選出されている松平浩医師は「腰痛は日々の生活による負担が借金のように蓄積する」と話す。通常、腰痛の診察では問診、レントゲン、MRIなどが行われるというが、松平医師は患者の腰の筋肉や関節の可動域などを細かく見ながら状態を把握。1人1人の症状に合わせたオーダーメイドな腰痛治療を行っている。パソコンやスマホの操作などによって増えている前傾姿勢。体の重心が前にずれることで腰の筋肉や椎間板などの組織が押しつぶされてしまう。蓄積するとぎっくり腰やヘルニアなど強い痛みを伴う症状が起こりやすくなる可能性。そして、慢性腰痛などの症状が出た場合、安静の状態を続ける人も多いが、近年、これまでの考え方に変化が起こっている。腰痛に向き合う上で大切な考え方「ステイアクティブ」は普段通りに体を動かすこと。体を動かすと筋肉が固まらず血流も滞ることはないが、体を動かさないと筋肉が固まり血管が圧迫され血流も滞り腰痛につながるという。日本腰痛学会も普段の動きを維持したほうが早い改善につながるとしている。そもそも腰痛借金をしないために日ごろから意識したい姿勢は背筋を伸ばして胸を張る「ハリ胸」とお尻を軽く後ろに突き出す「プリけつ」。胸椎や股関節周りを動かすことを意識するとよい。
