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「ベインブリッジレビュー」 のテレビ露出情報

アメリカワシントン州のベインブリッジ島は人口約2万5000人で19世紀後半以来、林業・農業を担う日本人が多く移住している。太平洋戦争勃発から3か月半、この島でアメリカ陸軍により日系人へ初の立ち退き命令が出され、日系人227人が収容所に送られた。収容所は劣悪な環境だった。厳重監視で行動も制限された。アメリカのほとんどの新聞が日系人収容を指示する中、島の新聞「ベインブリッジレビュー」はこれを厳しく批判していた。この新聞社のオーナーであるウォルト・ウッドワード氏がこの記事を書いていて「特定の住民グループを差別してはならない」という信念があったという。アメリカは人種や立場で住む場所が隔てられていた時代だが、この島ではアジアやヨーロッパ各地から移住した人々が助け合って農地を開拓していた。日系人擁護には反発もあった。ウッドワード氏は収容された人々に特派員としての役割を担ってもらい、収容所の実情を伝え続けた。強制収容から約3年後の1945年4月、解放された日系人らを島民は暖かく出迎えた。日系人団体などが協力して作った強制収容の歴史を伝える施設がある。記念碑には日本語で「二度とないように」と綴られている。強制収容につながる大統領令がでた2月19日には毎年様々なルーツの人々による清掃活動が行われている。

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