気候変動への対策を話し合う国連の会議「COP30」がブラジル・ベナンで開かれている。トランプ大統領はフロリダにある自宅マー・ア・ラゴで大統領選の勝利を祝ったが、温暖化についてはほとんど気にしておらず、フロリダ沿岸の海岸浸食や水没のリスクも温暖化とは無関係としている。マイアミでは環境保護に配慮したコンクリートブロックを沈めて一種の海中防護バリアを造ろうとしている。長さは11kmあり、マイアミを水没から守るための壮大な工事。何の対策もしなければ最悪の場合、温暖化によって2100年までにマイアミは市の大半が水没しマイアミビーチは水が浸かってしまう。マイアミにある12の島のうちの1つは海面上昇に脅かされている。すでに引っ越しを考えている人たちもいる。1年に15~20日冠水する通りは年々ひどくなっている。マイアミ大学は数年前からマイアミを救うための研究をしており、浸食対策のために海底に防護バリアを築くことを考えついた。防護バリアは将来人口的なサンゴのバリアとなる。最初の防護バリアの設置からしばらくするとサンゴが成長し始め、海の生物が活気づくなど目に見える効果が現れた。
