日本ガイシの自由研究を紹介。日本ガイシは日本の鉄塔会社の9割のシェアを持っている大企業だ。夏休みもあと10日あまり。自由研究を決めていない子どもも多い。そんな子どもたちの救世主。大企業が続々と自由研究のテーマを公開している。自動車メーカー・ホンダは水と塩分濃度の関係をカラフルに見せる実験、味の素は冷凍トマトの皮のむきやすさなどを公開。中でも圧倒的な研究テーマの数で人気なのが日本ガイシのサイトだ。紹介されている自由研究テーマは390以上。日本ガイシは鉄塔や送電線についている碍子という部品を作っている会社でシェアは世界トップクラス。他にもセラミック製品や半導体の製造に欠かせない製品なども製造している。日本ガイシの自由研究のテーマを決める会議では東京理科大・山本貴博、ケーキデザイナー・太田さちから外部から専門家を呼びテーマを考えている。こうした実験を月1本のペースで1997年から掲載している。自由研究を紹介している理由について日本ガイシはサイエンスの楽しさを子どものうちから知って欲しいからとしている。日本ガイシのサイトに紹介されている大気圧で持ち上がるコップの実験を子どもたちが体験した。また日本ガイシの中居は「リクルートとしても楽しいことをやっている会社だなと知ってもらえるといい」などと話した。入社2年目の大津柚紀子は入社のきっかけについて「科学雑誌Newtonに科学実験シリーズが掲載されていて、小学生の頃からその実験に毎月挑戦していた。それで科学の面白さに気付いた」などと話した。
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