ガザ地区への攻撃を続けるイスラエル・ネタニヤフ首相が米国を訪問した。バイデン大統領のほか、ハリス副大統領とも会談すると報じられている。バイデン政権のガザ地区への対応。評価は米国国内でも分かれているが、世論調査で、イスラエルとハマスの戦闘に対応できるのは「トランプ氏」と答えた人が「バイデン氏」と答えた人を上回った。トランプ陣営は、不満を持つ民主党支持層の切り崩しを図っている。狙いは、アラブ系米国人。トランプ陣営は、全米最大のアラブコミュニティーがあるミシガン州で、地域の有力者に接触し「トランプ氏なら和平を実現できる」と支持を訴えている。もともと民主党支持だったが、新たにトランプ氏支持の団体を立ち上げた住民もいる。みずからを歴代で最も親イスラエルの大統領と称したトランプ前大統領。在任中にエルサレムをイスラエルの首都と認めるなど、批判は少なくないが、それでも、即時停戦を求めるアラブ系住民の中には、希望を託そうという人が出てきている。米国を訪問中のイスラエルのネタニヤフ首相は、トランプ氏との会談も希望していると、政治専門サイト「ポリティコ」が伝えている。民主党全国委員会は、候補者を指名する手続きを来月7日までにオンラインで行う方針で、ハリス氏は選挙活動を本格化させる予定。