中東情勢の悪化により世界的に起きている原油価格の高騰。その影響は医療現場にも及ぶ可能性。病院で使われる点滴バッグや手袋、注射器など多くの資材は石油由来のプラスチックで作られている。その資材も使い捨てのものが多いため、原油高による価格高騰や品薄が起きればその影響は大きい。さらに、週に何度も行わなければ命に関わる透析治療にもプラスチック製剤で作られた器具が使用されている。医薬品自体も石油が原料で作られているため、ときわ会常磐病院・新村浩明院長は薬の値段も上がる可能性を指摘。しかし、原油価格の高騰で資材や薬の価格が高騰しても診療報酬や薬価は国に定められているため値上げができない。そのため病院経営を圧迫することに直結するという。すでにプラスチックの一種である塩化ビニル樹脂の値上げを来月から行う企業も。そしてその原料であり原油から作られるエチレンの減産を始める企業も出てきた。
